2010-01-01から1年間の記事一覧

日記のようなモノ.016

メダル争奪戦から抜け出したいぜアンク!(挨拶 オーズ大人気ですね……メ・ダ・ル!アツメ!マ・ク・レ!とか言ってる割には大きなお友達に買い占めされてて集めれないですよ、こんな世の中に誰がした。 まぁ私も堕落した大人とはいえ大人なんだから……そうい…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 16

一振りの刃が、得物を捕らえられず、啼く。 湿った腐葉土で、その音は聴こえないはずであった。この小さな空間の外での音など、まず動物の寝息さえ聴こえないのである、が。 ――それでも、その一振りは、殺意という見えない何かを含み。であるからこそ、錯覚…

アイマスSS「初心者二人」

淑女の化粧にしては薄く、少女の化粧にしては、それは濃すぎた様であった。 白がそこに在る。私の居る世界にしては、それはとても小洒落ていた。 大地はまるで、白粉でもつけるが如き色を纏い、紅を塗るように私の手を紅くさせる。 その冷えた手を額に当て、…

日記のようなモノ.015

お前前回から更新どんだけ久しぶりなんだよ、っていうね(挨拶) どうでもいい話なんですけど、乙女ゲーみたいなハーレム設定大好きなんですよね。 あ、かといってプレイしたことはないんですけど。なんというか、イメージ? そういう漫画やアニメはみたこと…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 15

「――Come va?」 女王が、潺のような音で問う。 その解は求めていない。知り得ていても、なぜか、彼女はそう聞いてしまう。 癖、そう片付けるのも悪くない。 けれどそうではない、彼女にとってそれは。 合図。 『4機、全て黒兜。最終目標――――停止』 受け止め…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 14

『――以上が、自分の調べた結果となります』 皆が皆、隙間を埋めるように囲い合う。 機体同士の擦り合いは、決して無機物の抱擁を示唆するものではない――彼等が行っているのは、それとは異なる生存本能だ。 清水の機体への供給を行うため、全員で少しずつ、同…

日記のようなモノ.014

どもです。 先月は休んだ気がします雑記。雑記だから別に休んでもいいよね(・ω …えーっと。 丸投げが続く中、ジャンルミステリーという新しい丸投げ候補(マテ)を書きました。 これは「なんか短編でいいからこういうの書こうかなぁ」という安直な妄想から、件冒…

あえてタイトルを付けるならば、NovelsM@sterのジャンルミステリー 02

4455 昼下がり。 すれ違うのは営業周りのサラリーマン、買い物途中の主婦、寄り道で歩き回る学生達。 伊織と千早は、無邪気に走りまわる小学生の後を追うように、小走りで進行していた。 「あーっ、もう! タクシー代くらいケチるんじゃないわよ、うちの事務…

あえてタイトルを付けるならば、NovelsM@sterのジャンルミステリー 01

転結における倣わしとして、私はまず、ある死体について語らなければならない。 なんてことない、ただの人身事故。自殺、といった方がわかりやすいかもしれない。 その挽肉が男性だったのか女性だったのか、私にとって、性別なんてどうでも良かった。まして…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 13

童達の嗤い声と、それを囲む女郎達の嗤い声。 かごめかごめのような光景は、たとえ見ずとも、円を描いた遊戯などだと想像させる。 ――けれど、現実はそうではない。ただ、良いように思考が切り替えているのだ。 しかし、その惨劇をありのままに伝えること、そ…

日記のようなモノ.013

どもども、おはようございます。 真綾の武道館ライブに行くと4月になってしまうのに気づき、毎月恒例の日記をこんな時間に当てました。 今月は1時間SSに参加したー、と思ったら、あまりに1時間での出来に納得いかず未公開だったり、やよ誕用に書いてたのをや…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 12

二つの影が、鈍色の水滴を跳ねつつ交差する。 返り血のように、鮮やかな色にそれは飛び散り、芸術を侮辱するような行為であった。 けれど、その円舞こそが芸術に繋がっていた。 一方は細い剣一つで誘い、一方は小さき小刀でそれを受け弾く。 踏み込みが浅れ…

日記のようなモノ.012

どうも、なんとかまだ生きてます。 なんか色々と修羅場なんですが、変わらず趣味丸出しのSSを更新できたらなと思います。今回は珍しく、最近書いたのについて少しだけ説明のような言い訳のようなのをば。 「祝福の歌」について。 四条貴音さんの誕生日に合わ…

悲恋夢のセパレーション

聖母の奏でる鍵盤の調べが、電子音のシンセサイザーへと変遷する。 幾重の音が散らばり、全ては見事な調和を見せ、天へと至るような音楽となって世に広まっていた。楽団はそれぞれの役目を務め、彼等が際立たせるのは、この私であった。 けれど、私には全て…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 11

停止と消滅は、同時に死へと繋がる。 停止とは生命活動のことを指す、それが寿命であろうと、災害であろうと、予期せぬ事態であろうと。容易く死ぬことはできる。 消滅なんてものはもっと簡単だ、全てが焼き尽くされてなくなったとする、そうすれば、人は「…

四条貴音バースデーSS「千早編:祝福の歌」

「歌……とても、上手なのですね」 照らす月は既に雲に隠れ、灼熱の輝きは、地面へと還っていった。 全ての照明が消え、暗幕が貼られ、歓声も、私を見つめる瞳も。全てが閉じたこの空間。 息を整え、落ち着いた様で胸を撫で下ろす彼女に対し、突然、隣の少女は…

一時間SS:お題「夜」 

右手を天上に掲げると、広げきった隙間から、光が差し込む。 左手は自らの頭を支え、他の四肢は、だらけきって地面へ屈する。 フローリングは季節の変わり目を投影し、氷面上のような冷却を持つ。 そんな場所であってもなお、彼女は寝転がることを選択した。…

日記のようなモノ.011

あけましておめでとうございます(遅い どうも、私です。今年も適当に過ごしてると思います。よろしくお願いします。 あと、冬コミに参加してきました。 なんとも恐縮ですが、様々なアイマスサークルの方とふれあえさせていただきました。けれど、せっかく誘…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 10

【3】 「悪くない……好きよ、こう、身体が軽くなっていく感覚」 恋人のように、並列に連れ添うのに、彼女の声は、どこか遠く感じた。 黒の上に、うっすらと窪みが見え。触れることなくそれを通過する。その内部はやはり黒く、抜け出たと思った頃には、また窪…

一時間SS:お題「初夢」 はるちはSS「キスから始まる初夢の幻」

一銀の星。 それを覆う漆黒の曇天。 ソレはブラウンの天幕を見に纏い、私へと向けて降り注ぐ。 雨のように一瞬で消えることもなければ、積もることは決してない。 けれど同じように、嫌悪と情緒なきことと思えた。なんというか、くすぐったいのだ。 顔にかか…