2009-01-01から1年間の記事一覧

1時間SSをあえて30分でやったよ企画。 お題「神様のバースディ」

「クリスマス、というものは。一体、どういったものなのでしょうか?」 水滴が、生き物のように舞っていた。 けれど鮮明な色を持たず、どちらかと言えば、ソレは濁りを模していた。 しかし、何か影響を受けて染まっているようには思えない。なぜなら、それは…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 09

「……もしもし、私だ」 声と同時、蓋を開かれたように、視界が白くなった。 その白に簡単に慣れることが出来ず、瞬きを数回することで、自身を調整する。 支給された連絡用の子機を左肩で支えながら、辺りをそのまま見渡す。 殺風景という言葉が、あまりにも…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 08

夕映えに似た、命僅かな間接照明。 煌めきというよりも、揺らめいて。それは、部屋全体を照らすこともなく、ただ、その一生を全うしていた。 その真下にある地上は、管楽器が唸るような酒場ではない。 けれど、カウンター席が見える。 設けられた7席を埋める…

ついったーから来た1時間アイマスSS:お題「夕焼け」

群青が宙で瞬き、その青が淀みなく私を見つめる。 私の目を見て、それはただ在り続けた。 周囲には渦のように紺碧がある、同時、光がそれを遮り、邂逅を導くが如く、一筋の線が出来ていた。 ――それを、人は飛行機雲と呼ぶ。 渦巻く量からして、エンジンによ…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 07

闊歩する場内で、自身の履き物は音を生まない。 支給された、雪原用のブーツ。彼女の見た目からすれば、ヒールの方が一層似合うことだろう。だからこそ、無音に不信感を抱くに違いない。 どこまでも白い廊下と壁。彩りは、労働者が映える窓硝子。 彼らは飼わ…

日記のようなモノ.010

……そろそろ一月だなーと思って、更新しにやってきました。こんばんは。 なんだかんだでここ、毎日誰かしら来てるようで申し訳ないです。 もうよくわかないんですよね、存在価値。いいんです、それで……あ、石は投げないで石は。 結局あの後何も更新してないん…

日記のようなモノ.009

本格的に月一更新ですが、こんばんは。 ……いや、洒落になってないよホント。落ち着いてきたので、今の内にとちょこちょこやってます。今月中には何か投下します。何か。間に合わなかったらジャンルSFのストックで凌g(ry あずさ誕生日SSも続きをやり始めまし…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 06

【2】 穹窿穴と呼ばれる場所、慣れ親しんだ死地の名前を指し、時には墓標にさえなる。 当時、国の再生が困難、民への貧困は満ち。それら全ては、一瞬にして起きた砂による災害が原因であった。 そんな一度は解体されかけた国家が、復活し、人権を握るキッカ…

日記のようなモノ.008

久々に更新しようと思ったら、書きかけの下書きが表示されました。どうも私です生存確認はついったで出来るので、じゃんじゃんフォローして下さい。 ただ、ついったーは、完全にアイマスTLに染めても動じない人をフォローしているので……。 できればさらっと…

日記のようなモノ.007

どうも生きてます。 結構な時間止まってたのは、コミケのせいでも、ドリクラのせいでもありません。 忙しかったからです!(嘘 ああ……魅杏可愛いなぁ。天使だ。 そんな感じですが、何もしていないこともありません。 9月から諸々再開しま……したいです

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 05

その汚れこそが、愛すべき象徴であり、骨頂である。と、教義された。 他人のモノになるという、自覚。自身が物に成り下がるという、現実。 物は、常に物でしかない。烙印とは、そのために在る言葉なのだ、と。 番号という名前。型番という身体。 そんな私が…

三浦あずさ誕生日記念SS「10 years after] (前)

蓋を開ければ月様二つ。 網膜に覆われし、厚塗りされた半球体を見る。 それは、料理人の繊細な調節で出来上がる、至高の一品である。 先程注いだ水は、ほとんど消え。逆に浸食を抑えてくれる。 加熱する機器を止め、その浅い鍋を利き手でない方で掬い、片方…

日記のようなモノ.006

10years afterを公開しました。 1つで完結させる予定でしたが、作者があまりにも怠惰なため、半分に分けることに。 ……てか、あずささんの誕生日っていつだと思ってんだよ。とか言わないそこ。 なんか消すのももったいないような気がしたので、とりあえず上…

日記のようなモノ.005

ね、急に更新止まったでしょ? いやね、色々書いては止まるという症状にだな……。 とりあえず、先週出来上がっている予定だった奴は今週中になんとかします。 そして、ついでに公開しようかなと思ってたのもなんとかします。 そのついでに……今考えてるのが、…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 04

地下迷宮である以上、その壁は土である。 腐葉土が混じった箇所もあれ、基本的にはパウンドケーキのようだ。 元の色が暗い以上、この空間も、薄暗いように造られている。 ならば火を灯し、視野を広げるしかない。ずっと昔のご先祖様が編み出した、文明の知恵…

日記のようなモノ.004

CAA再開とうたっておきながら、諸事情により1日猶予を下さい。 前回書いた文芸部物語の下も、執筆途中で止まってます。明日更新したい…です。 架空戦記ジャンルSFも執筆途中で放棄してます。いずれ更新します。あれ…・・・どれも更新できてないや。 ちょいちょ…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 用語集

用語集です。気づかない内に更新します。 ・異物(繭) ???・仮説大陸 砂漠の浸食により、大陸が縮まり、その災害までの原型を留めていないため、仮説とされ、国境を引いている。・仮説極東 日本のこと。現存する大陸は宮城県から島根県程度、離島のほとん…

日記のようなモノ.003

最近は架空戦記ジャンルSFとか中途半端で長いタイトルのを更新してます。 実はこれも1時間で書いてます。その日の妄想で生まれたものを、カカッとやってるんですよ。 なので専門用語も、その日のノリで決めてるので、設定が曖昧です。 エヴァ破を見た後だっ…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 03

轟く重低音。 名の如くそれは重く、身体を押し潰すような感覚に陥る。 けれど、それは気のせいなどではない。実際に、重力という目に見えないものが、のしかかっているのだ。耐える、というほどの圧力ではないにせよ、鬱陶しい、とさえ思う。 その場所で、彼…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF 02

様々なガラスが、その壁一面に貼られている。 原色が強めに見える。が、不自然な箇所に鮮やかな桃色が収まっていた。 不自然な、ステンドグラスである。 罪や幸福を象徴する、硝子の絵画に、ピンクの絵の具がぶちまけられたようであった。 そんな場所で、優…

あえてタイトルを付けるならば、im@s架空戦記のジャンルSF

・あらすじ 現存する地表の上に砂の覆われた世界。 その現状を受け入れられないまま、目覚めた春香。 平和で、トップアイドルを志していた日々が、一瞬にして非現実へと生まれ変わったのだ。 それを受け入れられないまま、ある一都市に保護され、生きる糧と…

日記のようなモノ.002

18日に伴っての、美希の話を完成させました。だから言ったじゃん! オチは「ふーん」で終わるような内容だって! ……と、そんな言い訳をいいつつ、こういう形で終わりました。 おにぎりの日という情報をくれた、そーらーさんに感謝を。 言い訳終わり。 実はさ…

日記のようなモノ.001

作るだけつくってみました。 そんな感じです。